お手軽水出汁 韓国編 和食だけではありません!

水出汁の手軽さをお伝えしてきましたが、実はこの水出汁、活躍の場は和食だけではありません。
様々な料理に使える「万能選手」なんですよ!
ぜひ、いろんな場面で活用していただきたいので、今日は「韓国料理での活用術」と称してお伝えしていきます!
その前に、私と韓国料理の出会いについて聞いてください。
韓国料理との出会い
20年以上前のことなのですが、そのころの日本では韓国料理の料理本やレシピサイトはありませんでした。
住んでいたのが田舎だったこともあって、ビビンパを食べれるのは韓国系の方が経営している焼き肉店だけでしたので、食べたいって思ったときにすぐに「ビビンパやクッパ」を食べれる環境ではなかったのです。
そこで、得意の・・それなら自分で作れるようになればいい!作る以上はちゃんとした韓国料理を作りたい!!
そんな気持ちがむくむくと沸き上がりまして、お料理教室目的のソウル旅行をしたのです。
教えてくださったのは、韓国宮廷料理の第一人者・韓晶恵先生が主宰されているソウル調理師職業専門学校の院長・韓晶恵先生。
日本に数年住んでいらしたとのことで、とても日本がお上手でしたし、お人柄も素晴らしくて(^^)/、儒教に基づいた韓国料理の世界観や食材を丁寧に扱うコツなども教えていただきました。
お話もお料理もとってもおいしくて、満足・満足!
たった一回のお勉強では物足りなくなったので、その後二回もお料理目的でソウルに行きましたもの!
先生がおっしゃるには、韓国料理の出汁は基本「煮干し」!
これさえ取っておけば、どんな料理にでも使いまわしできる・・とのことでした。
しかも、しっかり煮だして作るタイプのお出汁だったのですが、
いかんせん、日本の煮干しで同じ作り方をすると生臭くなるんですよねー・・。
そこで、日本の煮干しを使ってすっきりした出汁を取るコツは・・・・
ハイ、もちろん「水出汁」と相成りました。
水出汁 韓国料理には「昆布と煮干し」のコンビです。
もちろん、煮干しだけでも十分なのですが、韓国で習ったように勧告煮干しを使ってしっかり煮詰めた出汁でなく、今回はスッキリ・サッパリ・お手軽「水出汁」ですから、いつもより煮干し多めで昆布も少し入れて「水出汁」を取っておきます。
おススメは、水に対して2%の煮干し。
作り方はこちらをご覧ください。
これさえ準備できたら、スンドゥブだってクッパだってビビンパのスープだって、簡単簡単。
怖いものなしですよ。
簡単 おいしい スンドゥブの作り方
では、スンドゥブから始めましょう。
スンドゥブ、お家で簡単に出来たらうれしいですよね!
材料
- 絹ごし豆腐 1丁
- アサリ ひとパック(たくさん無くてもOKです)
- 豚肉の薄切り 100gぐらい
- ネギ 適量 あればニラを入れても美味しいです
- 水出汁 500cc
- 調味料 コチュジャン 大さじ1、 砂糖さじ小匙1、醤油 大さじ2/1、酒大さじ1
- ニンニクのみじん切り お好みの量で。
- ごま油 適量
作り方
あらかじめ、調味料を全部混ぜておくと楽です。
豆腐も食べやすい大きさに切って、ボウルに入れておきましょう。
自然に水切りができます。(スプーンですくってもOK)
- ごま油をフライパンに入れて、ニンニクを炒めます。
- 香りが立ってきたら豚肉を入れて、色が変わってきたらアサリも入れて炒めます。
- そこに水出汁と豆腐、合わせた調味料を入れてクツクツと煮ます。
- アサリの口が開いたらネギを入れて煮ます。
- 仕上げにごま油を少しだけかけて風味を出しましょう。
味が薄いようでしたら、塩で調整してください。
もっと辛くしたい場合は、作るときor食べるときに唐辛子の粉を振りかけてどうぞ!
マイルドにする場合は、卵黄を入れて召し上がってくださいね。
まとめ
最近は韓国の便利なだしの素「ダ〇ダ」も手軽に手に入りますし、レトルトパックのスンドゥブの素も発売されています。
でも、わざわざそういうものを買わなくても、「水出汁」さえあったら韓国料理だってすぐにできます!
そして、市販のものを使わない利点は、化学調味料無添加はもちろんですが、辛さ調整が自由にできることですね。
小さいお子さんや辛いのが苦手な方でも、調整次第で美味しく召し上がっていただけます。
ぜひ、自分好みのスンドゥブを作ってみてくださいね。